入居者エピソード

大阪に住む要介護のご両親を、息子様ご夫婦が住む福岡の施設に入居させたい…

ご夫婦(お父様:要介護4、80代、脳梗塞 バルーン/お母様:要介護1、80代、アルツハイマー型認知症)

福岡に住む長男様ご夫婦から、大阪に住むご両親をこちらに呼び寄せ福岡の施設に入居させたいと、ケアマネージャー様を介して当社に施設探しのご相談を頂きました。

ご両親が大阪にお住まいで、長男様のご夫婦が福岡にお住いのご家族様からの相談でした。
お父様は脳梗塞による車椅子状態で、日常生活を送る上でほとんどのことに介助が必要な状態でした。一緒に暮らしているお母様の介助により、なんとか夫婦2人で長らくお暮しになられていらっしゃいました。お母様は元々看護師であることから、長男様も心配しながらも、なんとか生活できると思っていらっしゃったそうです。

ある日、訪問介護のスタッフさんがご自宅に訪問した際に、お母様の異変に気付きました。読まない新聞がたくさん契約してあったり、腐ってしまった食べ物がたくさん冷蔵庫に入っていたり、飲み忘れの薬がたくさんあったそうです。
お母様を病院に連れて行くと、アルツハイマー型認知症の診断がおり、要介護1の状態でした。
お母様が元看護師なので、大丈夫だろう! 異変を感じたら自分でなんとかできるだろう!と、あまり連絡を取っていなかったことを、息子様はとても後悔していらっしゃいました。
その後悔から、これからは自分たちのすぐそばで看ていきたい、少しでも親孝行したいと願い、大阪から福岡への施設入居を決意してご相談をいただきました。

大阪と福岡のコーディネーターが連携を取り、安全・安心を第一に大阪から福岡へ

福岡の笑美面コーディネーターがご長男様夫婦のご自宅にお伺いし、ご条件やご要望、ご両親への想いなど、様々なお話を伺いました。その中で、ご予算や介護・医療ケアが整っていることはもちろんのですが、公共交通機関で行きやすい場所にあることを優先事項の一つとして施設を探させていいただくことになりました。
というのも、福岡には「おばあちゃん子のお孫さん」がいらっしゃり、そのお孫さんが1人でも頻繁に会いに行ける場所にしたいとのご希望がありました。お孫さんは憧れのおばあちゃんと同じ看護師さんになる為に、看護学校に通っており、またお孫様とお会いすることがおばあちゃんの生きがいに繋がると考えました。

ご提案する施設を選定するにあたり、息子様ご夫婦も把握されていない年金額を調べる必要性がありました。お母様は、新しく通帳を作ってもすぐに忘れてしまわれており、大阪のケアマネージャー様にもご協力していただき、なんとか通帳を発見、金額を確認することができました。また並行して、大阪のご両親をどうやって福岡までお連れするのか。お父様は脳梗塞での入院中に筋力が低下してしまい、長時間座っていることが難しくなられていました。さらに尿バルーンを使用しており、長男様ご夫婦はとても心配していらっしゃいましたので、看護師資格を持つ当社コーディネーターより長男様ご夫婦に説明させていただき、安心して移動できることをご納得いただけました。

結果として、移動手段は新幹線の多目的室を利用して寝たままで移動できることになりました。大阪のご自宅から新大阪駅で新幹線に乗るまでは、大阪の笑美面コーディネーターが送迎をサポート。大阪のご自宅の片付けについても大阪のコーディネーターが長男様の指示のもと一緒にお手伝いしました。
福岡到着後は、福岡のコーディネーターがホームまでお迎えにあがり横になれる福祉車両で施設まで送迎させていただき、安全で安心して施設入居ができるように、たくさんの方に協力してもらうことで、無事に福岡の施設まで送迎することができました。

入居後しばらくは、お母様が福岡にいること、なぜ引っ越してきたのかを忘れてしまわれ帰宅願望がありましたが、そのなか施設の担当者様が献身的に寄り添ってくださり、またお孫さんが頻繁に会いに行かれるなか、施設内でも友人ができたことで、落ち着かれ、長男様ご夫婦にも今回の入居をとても喜んでいただきました。

とても嬉しかったことが、笑美面さんに出会えていなければ、両親を福岡に連れてくることを諦めていたかもしれません。親孝行ができるのも笑美面さんのおかげです。というお言葉をいただけたことです。
笑美面は、関東、関西、福岡にコーディネーターのプロがいます。その中には看護や介護の経験を持つ有資格者コーディネーターも多数います。チームで連携をはかることで、遠方のご入居に関しても安全を第一に、安心を持って最適な入居のお手伝いをさせていただくことが可能です。